米Aptiv、上海に自動運転開発用モビリティセンターを開設。

2019年4月17日、自動車部品と自動運転技術を開発する米Aptiveは、中国における自動運転開発を推進させるために上海にモビリティセンターを開設すると公表しました。Aptivにとっては、ボストン、シンガポール、ピッツバーグ、ラスベガスに次ぐ5番目の自動運転開発拠点となります。

上海拠点では、一定の条件下であれば運転手不要なレベル4の自動運転開発が行われると見られており、Aptivは2019年後半までに中国公道で自動運転車のテストを行う予定です。

最近のマッキンゼーの調査によると、中国は2040年までに世界の自動運転走行距離の3分の2を占め、その市場規模は1兆ドル規模までに成長すると見られています。

Aptivの自動運転開発を統率するKarl Iagnemma氏も、TechCrunchの取材に対して、「長期的に見て中国は巨大な市場になります。Aptivにとって重要な決断は中国市場に参入するかどうかではなく、いつどのタイミングで参入するかでした」と語りました。

中国での自動運転開発を実施するためには、データの収集や高解像度の地図データの作成に関する国の規則により、中国企業と協業で開発をする必要がありますが、Aptivは既に中国の地図開発企業や自動車製造業とのパートナリングに向けた協議を実施していることも明かしています。

自動運転開発レベル一覧
開発レベル 詳細
0 運転手による運転:運転者が全ての操作行う
1 運転支援:加減速・左右移動のいずれかシステムが支援的に行う状態(例:自動ブレーキなど)
2 部分自動運転:加減速・左右移動を同時にシステムが支援的が、ドライバーは常時、運転状況を監視操作する必要がある
3 条件付運転自動化:限定された状況でシステムが全ての運転タスクを実施するが、緊急時などシステムからの警告があれば運転者が操作を行う必要がある
4 高度運転自動化:(大雪、あられ、極低温環境、超高温環境ではないなど)一定条件下である限り、システムが全ての運転タスクを実施し、途中で運転手が変わって運転する必要がない状態。
5 完全運転自動:条件なしにシステムが全ての運転タスクを実施する