自動運転ランキング1位Waymo、2位GMクルーズ。トヨタは9位に。

Navigant Research(ナビガント・リサーチ)は、自動運転開発を取り組む大手企業を対象に、独自の手法で評価した自動運転ランキング2018を発表しました。

ランキングには1位がグーグルからスピンオフした、Waymo(ウェイモ)、2位には2016年にGMが買収したクルーズがラインクイン。日本勢では9位トヨタが最高位に位置し、続く10位にルノー日産三菱連合が名を連ねました。

一方、調査対象の20社のうち、ワースト20位はアップル。19位はテスラとなっています。

Navigant Researchは、自動運転システムを開発する大手20社を対象に、2018年末時点の戦略と実績に関する10の指標で評価をして調査結果を発表しています。10の項目は、「ビジョン」「市場参入戦略」「パートナリング」「生産戦略」「テクノロジー」「販売・マーケティング」「製品の機能」「製品の品質・信頼性」「製品ポートフォリオ」「将来性」に関するもので、これらの企業のグローバルな自動運転市場における客観的な評価を提供することを目的として、採点されています。

自動運転ランキング・トップ10 (2018年Navigant調べ)

      Waymo (グーグル自動運転開発部門からスピンオフした企業)
      GM Cruise (2016年GMが買収した自動運転システム開発企業)
      Ford Autonomous Vehicles (フォード)
      Aptiv (旧称デルファイ・コーポレーション)
      Intel-Mobileye (インテルが2017年に買収したイスラエル企業)
      Volkswagen Group (フォルクスワーゲン)
      Daimler-Bosch (ダイムラー・ボッシュ)
      Baidu (バイドゥ)
      Toyota (トヨタ)
      Renault-Nissan-Mitsubishi Alliance (ルノー・日産・三菱3社連合)

調査結果レポートはNavigant Research公式サイトで3,950米ドルから購入できます。

Navigant社による2018年の自動運転の視点

Navigantは、2018年は自動運転技術のビジネス利用で進歩と後退の両方の側面が見られた年だったと見ています。

2018年末にWaymoが世界初の自動運転車を用いた配車サービスを地域限定ながら展開するなどの進歩を見せた一方で、テスラ車が2回、Uber車が1回、自動運転車による死亡時を発生させてしまっています。(その後、Uberは事故後数ヶ月に渡り、道路での実証実験を停止しました)

また、2018年時で全ての自動運転開発企業に言えることとして、完全自動運転が達成できていないことをあげています。実際に乗客を乗せるサービスを展開しているWaymoでも、現在は運転席に(ほとんど仕事をしないことが多々あっても)運転手を座らせてサービスを展開しており、乗客のみの運転は未だ実現していません。

Navigantの見解では、完全自動運転実現のためには、悪天候時の他の車の行動予測が精度がまだ不十分だとしています。自動運転のエンジニアと開発者たちが、完全自動運転のために必要な安定した技術を確立するには、まだ何年もかかると見ているようです。


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