ディズニー動画配信サービスDisney+、11月12日サービス開始を発表。

Disney+ 11月12日にサービス開始

「祖父もシンデレラを見ていた、孫もシンデレラを見ていた。私の家族は5代に渡って、ディズニー映画を見ている。」

2019年4月11日カルフォルニアでのInvestor Day 2019の壇上に立ったウォルト・ディズニーのボブ・アイガーCEOは、誰からも愛されるディズニー作品をこのように表現しました。

そのディズニー作品のすべてが見られる動画サービス「Disney+(ディズニープラス)」が米国で2019年11月12日にサービス開始されると発表がされました。

なお、Disney+は日本でも展開予定ですが、時期は明らかになっていません。ディズニーは、米国以外については速やかにサービスを展開し、すべての主要な国で2年以内に対応するとしています。

Disney+日本版公式サイト

ディズニー映画だけでなく、スターウォーズやトイ・ストーリーも配信

Disney+では、ディズニーの映画やテレビ番組に加えて、ディズニー傘下のマーベル、スターウォーズ、トイ・ストーリーズ、ピクサー、ナショナルジオグラフィックの作品を見ることができます。また、サービス開始直後こそ間に合わないものの、シンデレラなどの歴代のディズニー映画もすべてを見れるようにすることも公言しています。

また、Disney+はスマホやPCだけでなく、あらゆる機器で見れるように、Apple TV, Chromecast, Xbox One, PlayStation 4, Nintendo Switchや、スマートテレビやストリーミング機器Rokuなどを幅広くサポートします。

ウォルト・ディズニーの2019年”No.1 Priority”(優先度1位)と位置づけられているディズニープラスで、動画配信サービスに参入し、業界最大手ネットフリックスを追いかけます。

米国での価格は、月額払いで6.99ドル、年間まとめ払いで69.99ドルです。ネットフリックスの通常プラン月12.99ドルに比べると約半分の価格設定になっています。(通常よりも画質を落としたプランであれば、ネットフリックスにも月8.99ドルの安価なプランがあります。)

加入者数の目標は2024年末までに6,000万から9,000万人。オリジナル番組の制作費は2020年度に10億ドル、2024年に20億ドルを投資する計画で、24年度の黒字化を目指します。

NEWS CARAVANの視点:それでも遠いネットフリックスの背中

しかし、ディズニーをもってしても動画配信サービス最大手ネットフリックスの背中は遠いのが現状です。

ネットフリックスは2018年末で世界で約1億4000万人の会員数を誇り、またオリジナル番組の制作費は年間約100億ドルと桁が違います。ウォルト・ディズニーのボブ・アイガーCEOもその点は認識しており、「Disney+は配信できるコンテンツの量ではNetflixより少なく、Netflixに置き換わるものではない」旨の発言をしています。

ディズニーはNetflixと真っ向から勝負しても、勝ち目がないことを認識しているからこそ、Netflixとコンテンツとターゲット顧客層が競合ように動画配信サービスを「ファミリー層向けDisney+」、「大人向けHulu」、「スポーツ専門のESPN+」と分けたと考えられます。

また、Disney+の価格は低めに抑えられており、Netflixを契約している家庭にも追加でDisney+を契約できる価格に抑えてきた印象があります。