進化を続けるGoogle Duplex
2018年、GoogleはGoogleアシスタントに「OK,Google. レストランを予約して」とお願いするだけで、自動でAIがお店に電話をかけて予約をしてくれるAIサービスDuplexを披露して、世界中の話題をさらいました。
しかも、2019年5月現在、この先進的なサービスは既に米国43州で実際に展開されているというのだから、驚きです。
その衝撃的なデモから1年後。今度は、前年ほどの派手さはありませんが、「なぜ、先にそのサービスが無かったんだ」という便利な機能が加わることになりそうです。
音声指示だけでweb予約画面入力を完結
Googleは2019年5月8日、年次イベントのGoogle I/O 2019で、新サービスGoogle Duplex on the webのデモを初公開しました。今後は、Googleアシスタントに音声指示を出すだけで、AIがwebの予約サイトに必要事項の全てを入力してくれ、最終確認画面まで進んでくれます。
Google Duplex on the webを使えば、「Ok, Google.次の旅行のレンタカーを予約して」と依頼するだけで、カレンダーから次の旅行スケージュールを読み込み、レンタカーサイトに移動して、必要事項を記入し、予約確認画面まで進んでくれます。
We’re extending Duplex to the web, previewing how the Google Assistant can help you complete a task online, like renting a car or buying movie tickets. More later this year. #io19 pic.twitter.com/lSWH5Rz72X
— Google (@Google) May 7, 2019
通常webで何かしらの予約をする際には、予約者情報・希望時間帯・予約商品など複数の項目を入力する手間がかかりますが、Duplex on the webを使えば、これらを全て音声指示だけで完結させることができます。
またGoogleによれば、レンタカーや映画館などのweb予約画面に一切変更を加えることなく、これらのサービスを実現可能とのことです。
Duplex on the webはまだデモ版であり、正式リリースの時期は未定です。GoogleのピチャイCEOはにユーザーや企業のフィードバックを収集して改善を図り、2019年内にサービスに関する新たな情報を公開すると発言しています。