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インスタグラムは、アプリ内で気に入った商品をその場で購入できるショッピング機能「チェックアウト」の試験運用をアメリカで開始しました。
※以下、チェックアウト機能のデモ動画は40MBありますので、Wi-Fi環境での再生をおすすめします。
今まで、インスタグラムは広告内部に商品情報や価格を表示するショッピング広告などを通じて、商品購入サイトに誘導する仕組みを撮っていましたが、この「チェックアウト」機能により、インスタグラムのアプリの中だけで、ショッピングを完結できることになります。
今回発表されたチェックアウトの機能は、現時点では正式版リリース前の試験運用β版で、アメリカ国内が対象になっています。しかし、試験運用ながら、アディダス・ナイキなどのスポーツブランドからプラダ・ディオールなどのハイブランドまでの有名企業が今後数週間の間にチェックアウト機能の利用を公表しており、今後ますます採用企業が増える見込みです。
チェックアウト機能利用予定の企業
- Adidas @adidaswomen & @adidasoriginals
- Anastasia Beverly Hills @anastasiabeverlyhills
- Balmain @balmain
- Burberry @burberry
- ColourPop @colourpopcosmetics
- Dior @dior
- H&M @hm
- Huda Beauty @hudabeautyshop
- KKW @kkwbeauty
- Kylie Cosmetics @kyliecosmetics
- MAC Cosmetics @maccosmetics
- Michael Kors @michaelkors
- NARS @narsissist
- Nike @niketraining & @nikewomen
- NYX Cosmetics @nyxcosmetics
- Oscar de la Renta @oscardelarenta
- Ouai Hair @theouai
- Outdoor Voices @outdoorvoices
- Prada @prada
- Revolve @revolve
- Uniqlo @uniqlo
- Warby Parker @warbyparker
- Zara @zara
NEWS CARAVANの視点:デジタル広告が認知から購買までトータルにカバー
インスタがショッピング機能をつけた背景には、広告に掲載される商品に商品名や価格の情報を埋め込める「ショッピング広告」の流行があります。
インスタグラムやPinterestがすでに取り組んでいる他、グーグルも今年ショッピング広告をテストし始め、デジタル広告の次の形として注目を集めています。
価格などの商品情報が広告で確認できるならば、広告表示から購入まで同じプラットフォームで出来るようにしたくなるのは自然の流れで、今回のインスタの取り組みはまさにそれに該当します。
このニュースは、「デジタル広告が消費者の商品認知から購買までトータルにカバーしはじめた」という視点で捉える必要があります。
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