マクドナルド、顧客ごとに最適なメニュー表示を目指し、IT企業を買収。

わかりやすく、楽しい顧客体験を目指して、米マクドナルドは顧客ごとに最適なメニュー表示ができるインテリジェント・メニューボード(学習するメニューディスプレイ)の開発に着手するようです。

より良い顧客体験を目指してITの導入を進めているマクドナルドは、来店客に合わせて最適なメニューを提案するためのテクノロジーに強みを持つダイナミック・イールドを3億ドル(330億円)で買収すると発表しました。マクドナルドにとって、20年間で最大規模の買収になります。

ダイナミック・イールドが持つ来店客に合わせたメニュー表示(パーソナライズ)の技術を使えば、時刻帯・天気・店舗内の列・人気メニューの傾向に合わせて、ディスプレイに表示されるメニューとオプションの表示をカスタマイズすることができるようになります。例えば、寒い日にはホットコーヒーの表示、暑い日にはアイスクリームの表示する他。注文内容に合わせて「最適なもう一品」の提案を可能にします。

賢くなるメニューボード

ダイナミック・イールドを使ったメニュー表示技術は、人工知能(機械学習)の技術を使っており、使い込めば使い込むほどに来店状況や顧客に合わせたメニュー提案の精度があがります。マクドナルドは世界で毎日6800万人の来店客を抱えており、メニューボードを賢くするのに、マクドナルトは最適な企業と言えます。

すでに、マクドナルドは2018年に米国のいくつかのレストランでこの技術を使った実験を開始しており、2019年には米国のレストランのドライブスルーでインテリジェント・メニューボードを展開し、世界のマーケットへの利用拡大につなげる予定です。また、セルフオーダーキオスクやモバイルアプリなどの顧客接点にもこの技術を展開していきます。

マクドナルドが企業買収を行うのは珍しいです。今回の買収で、競争の激しい外食業界で成長を加速させたいとの狙いが示されています。

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