SpaceX「ファルコンヘビー」、初の商業打ち上げ成功。ブースターも全回収。

初の商業ロケット打ち上げ成功

2019年4月11日、イーロン・マスク氏が率いる米宇宙開発企業SpaceX(スペースエックス)は、大型ロケットファルコンヘビーの打ち上げに成功しました。サウジアラビアの通信用人工衛星アラブサットを搭載した、初の商業打ち上げでした。

SpaceXはアメリカ政府の宇宙ミッションの3分の1の受注を目指しており、米軍の承認した新エンジンを搭載した今回のファルコンヘビーの打ち上げ成功は、SpaceXにとって意義のある打ち上げになりました。

低コスト化の鍵を握るブースター回収に全て成功

SpaceXはロケットの発射に使われるブースターを使い回せるように開発をしており、打ち上げたブースターを回収して低コストでの打ち上げを可能にしています。そしては、今回の打ち上げでは使用したブースター全てを初めて無事に着陸させて、回収に成功しました。

2基はフロリダ州ケープカナベラルのケネディ宇宙センターに垂直にゆっくりと着陸に成功し、中央部分のブースター1基もフロリダ沖のドローン船に着陸しました。2018年の打ち上げでは、中核のブースターが船上に着陸できず、大西洋に着水していました。

SpaceXはブースターが着陸する様子をツイッターで公開しています。


NEWS CARAVANの視点:

多くのメディアでも取り上げられたSpaceXの商用ロケット打ち上げの本ニュースですが、NEWS CARAVANでは、次の3つが重要なポイントと考えています。

  • SpaceXの大型ロケット初の商業打ち上げ成功
  • 米軍が承認した新エンジンを搭載したロケットでの打ち上げ成功し、SpaceXは米軍宇宙ミッション受注に向けてはずみがついた。
  • 低コスト化を図る上で欠かせないブースターを3基全て初めて着陸回収に成功。ブースター再利用に大きな前進

特に、2点目の米軍からの受注については、ボーイング社とロッキード・マーチン社の合弁事業であるユナイテッド・ローンチ・アライアンスや、アマゾンのジェフ・ベゾスCEOが率いるブルーオリジンと競合しています。この中で、ファルコンヘビーを用いた初のロケット商業打ち上げを成功させた意義は大きいです。

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