グーグル親会社アルファベット、世界初ドローン配送サービスを豪州で開始。

グーグルの親会社のアルファベットは、オーストラリア当局の承認を得て、世界で初めての自動操縦のドローンを使ったデリバリーサービスWing(ウィング)を開始しました。

wing公式サイト

Wingはアプリで注文を受付けて、食料、ドリンク、医薬品や地元のコーヒーやチョコレートなどの注文することができます。注文を受けた後は、ドローンが注文の品を数分で指定の場所まで運びます。サービスはオーストラリアのキャンベラの限られた地域でスタートするとのことで、現時点でWingを利用できるのはCrace, Palmerston and Franklinの3つの地域に限られます。

2012年に始動したアルファベットのWing

アルファベットによるドローンを使った配送プロジェクトは、実は2012年から始まっています。

必要なときに必要なときにアイテムを取り寄せられれば、より多くの自由と質の高い生活が得られるという理想を掲げて、心臓発作の患者にAEDを届けるためのドローンの製造に取り掛かることからスタートしています。

しかし、ドローン配送は航空当局の規制は想定以上にきつく、実用化の承認を得るためには安全性の検証が第一と考えたアルファベットは、食品などの小型輸送に変更し、またドローンや運行システムを安全性第一の設計に切り替えて、オーストラリアやフィンランドで実証実験を長年繰り返してきました。

2014年からオーストラリアでの実証実験を開始

2014年にはオーストラリアでドローンを使った実証実験を開始しており、少なくとも直近18ヶ月の間に3,000回のドローンの配送を行い、オーストラリア当局(CASA)は「Wingは十分安全といえるレベルのドローンの運行ができている」と評価を下しています。

Wingの許可申請時には、ドローンの安全性と信頼性に関する情報を提出することを求めたようで、それらの情報も考慮に入れて、アルファベットにドローンの許可を出した模様です。

申請時の安全性の情報としてアルファベットが当局に提出した内容の中には、Wingではドローンを自動操縦をしていますが、その操縦は当局に認可許可を得たパイロットが常に責任を負うという記述もあるようです。その他には、ドローンの安全性、運行管理システムの詳細、ドローンのパイロット向けトレーニングや業務計画など幅広い検査を通過したとのことです。