Visa、ほぼリアルタイムで国際送金できるVisa B2B Connectをリリース。

2019年6月11日、ビザはブロックチェーンを使った企業間の国際決済ネットワークVisa B2B Connectの商用リリースを発表しました。

Visa B2B Connectを利用すれば、国境を超えた金融機関にほぼリアルタイムで送金ができるようになり、既存の国際送金ネットワークに比べて圧倒的な早さと安さを実現できます。

Visa B2B Connect、2019年末までに最大90の国と地域に市場に拡大することを目的として、30以上の国際送金ネットワークに拡大させる予定です。

既存の国際決済にかかる時間と手数料を大幅に削減

現在の国際送金のほとんどはSWIFT(国際銀行間通信協会,スウィフト)という世界的な決済機構のシステムを介して行われています。

しかし、約50年間使われていたネットワーク網は海外の目的の銀行に送金するために、いくつもの国内外の金融機関の中継地点を減る必要があり、時間・手間・手数料の面で多くの無駄が発生していました。

近年SWIFTに頼らずに、ブロックチェーン使って送金元と送金先の金融機関を直接つないで、SWIFTに比べて圧倒的な早さと安さで送金を実現する動きが活発化しています。

参考記事:IBM、国際決済のためのブロックチェーンネットワーク運用開始。

こうした流れを受けて、Visaもブロックチェーンを使って数年前からB2B Connectを使った実証実験を行ってきました。

Visaがブロックチェーンの実装に使ったHyperledger Fabricはオープンソースで開発が進むブロックチェーン・フレームワークで、企業利用のために高いセキュリティとシステムダウンしにくい(高可用性)設計を意識して作られています。

拡大する国際決済市場でビザが放った一手

コンサルティング会社のアクセンチュアの調査では、国をまたがる国際間決済市場は、2022年に30兆ドル(3300兆円)を超えるとも予想されている巨大な市場です。

ビザは国際間決済の決済件数は2018年度で10%伸びを見せたと決済報告で述べており、ビザにとって重要な戦略的分野でした。Visa B2B Connectを使って、Visaは年々拡大する国際送金市場に新たな一手を打ち出したことになります。

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