グーグル自動運転Waymo、自動運転の鍵を握るセンサーを発売へ。

グーグルの親会社アルファベット傘下で自動運転車の開発を手がけるWaymo(ウェイモ)は、独自に開発した自動運転用のセンサーを発売することを発表しました。

Waymoは2018年末に世界で初めて自動運転配車サービスを提供しました。この最も進んだ自動運転をてがける会社は、車の開発・配車サービスの提供に加えて、自動運転の安全性の鍵を握るセンサーの販売でもシェアを握る可能性がでてきました。

Waymoによると、LiDARを販売して生産量を増やすことで、より低コストで自動運転車を開発する狙いがあるとのことです。

主流となるセンサ技術が読めない自動車メーカー

車を運転するためには、ルールに沿って状況に応じた判断ができる「考える力」が必要なだけでなく、状況を把握するための「眼」が不可欠です。そのため自動運転開発の「眼」の役割を果たすセンサー技術は、自動運転の成功のための鍵と言えます。

イーロン・マスクCEOのテスラ社以外の多くの自動車メーカーは、LiDAR(ライダー)と呼ばれる最先端のセンサーを頼りに自動運転を開発しています。LiDARはレーザーを使って車の周囲の情報を検知するセンサーで、LiDARの多くはスタートアップ企業が開発していました。

2021年に自動運転車を販売予定のフォードも採用しているベロダインをはじめ60社ほどのスタートアップがひしめいており、どのセンサが今後主流になるか読めない状況が、自動車メーカーの投資判断を難しくしてる現状があります。

そんな中、カリフォルニア州が集計したレポートで1000マイル(1600km)あたりの自動モード解除数が最も少なく、安定した走行を実現しているWaymoが、その独自のLiDARセンサを発売すると発表して注目が集まっています。

Waymo独自センサー

Waymoは開発当初こそ他の企業から自動運転用のセンサを買っていましたが、waymoが満たす機能を満たさないと判断して、2011年から独自センサーを開発してきました。

waymoの独自センサ(Laser Bear Honeycomb)は次3つの特長があります。

  • 広い視野角
  • 1回のレーザ(パルス)で同時に複数の物体を把握
  • レーザとの距離ゼロでも物体を認識可能

特長1:広い視野角

垂直方向の視野角が30度しかないLiDARもある中で、waymoのセンサーは垂直方向に95度、水平方向には360度の広い視野角を持っています。

特長2:同時に複数の物体を認識

1度のレーザー(パルス)で最初に照射された物体だけを認識するのではなく、4つの物体を同時に認識できる特長を持っています。

特長3:広い視野角

LiDARの検出可能な最短距離はゼロだとしています。これにより、センサーに近接する物体も検出できるほか、車両近くにあるものとの接触を回避することなどが可能になります。