ブロックチェーンは、「まだ」多くの人の期待に応えられる代物ではない。

2019年3月27日水曜日、米銀行大手ウェルズ・ファーゴのティム・スローンCEOとマスターカードのアジェイ・バンガCEOはサンフランシスコで行われたフィンテック・フェスティバルでブロックチェーンについて、意見を交わしました。

両CEOは、ブロックチェーンは長期的には可能性がある技術だとしながらも、儲かるビジネスモデルは依然として確立できていなく、また世の中の熱狂に応えられるほど技術が成熟していないとの認識を示しています。

ブロック・チェーンとは

ブロックチェーンは、分散台帳(改ざんができない仕組みを持った、複数人で管理するデータベース)として知られています。もっとも有名な使用用途は仮想通貨への応用ですが、サプライチェーンを追跡や、健康データの記録まで、企業が様々な実証実験をしている注目の技術で、ウェルズ・ファーゴとマスターカードも、それぞれブロックチェーンで実証実験をしています。

ブロック・チェーンは現時点では未成熟。ビジネスモデルも含めて、時間をかけて改善が必要

しかし、ウェルズ・ファーゴのCEOは「ブロックチェーンは過剰な評価を受けています。ブロックチェーンの基礎技術は大変興味深いですが、本格展開するには、まだまだ時間がかかる」と、現時点でのブロックチェーンの技術成熟度は不十分だとしています。

また、ブロックチェーンの特許を数多く保有し、マスターカードも、現時点のブロックチェーンの技術には懐疑的な見方をしています。ウェルズ・ファーゴCEOの発言を受けて、マスターカードのアジェイ・バンガCEOはブロックチェーンは未成熟としつつも、一方で将来性が高く、決して無視はできない技術で、儲け方を含めて時間をかけて改善していく必要があるとの認識を示しました。

「ブロックチェーンは興味深いかもしれないが、ビジネスとして稼ぐ方法はまだ確立できていないと思います。今後時間をかけて、多くの改善をしていかないといけないです。ブロックチェーンには面白い可能性が秘められていて、無視するのは得策ではありません。私達は、あくまでも現時点ではまだブロックチェーンで稼げるビジネスモデルを見いだせていないだけなのです。」(マスターカード、アジェイ・バンガCEO)

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